9月現在、毎晩遅くまで願書の添削をしています。
出来の良い願書ならさっと済みますが、やっかいな願書だと時間を要します。
というか、そっちが多いのが現状です。
やっかいな願書の多くは2タイプに分類されるという事実に気づきました。
その点をお伝えし、ご自身が通っている教室で願書添削を提出される際の参考にしていただければ幸いです。
もうすぐ受験本番を迎える年長の保護者向けの記事です。
現役講師の心からの叫びと受け取っていただければ本望です。
ではさっそくいきましょう.
✅この記事の信頼性
教育業界に携わって約25年
現在も小学校受験専門塾で教壇に立つ現役講師
長年の経験でだれよりも合格した願書を実際に知る人物
典型的なダメ願書①:子どものこと(家庭のこと)を書きすぎる
☑うちの子ってこんなにすごいのよ!
☑うちの家庭ってこんなに上級なのよ!
願書でアピールすべきなのは、そういうことではありません。
それを読んだ学校側はどう思うか?
入学したらモンペになりそうかも。
要注意だな。
それよりも学校の魅力をどう自分なりに解釈しているかに字数を費やすべきです。
典型的なダメ願書②:学校のことをよく知らないのにそれを隠し理解している風を装う
第一志望なら熱意たっぷりに書けるでしょうけれど・・・・
滑り止めの学校には熱意がないから、どう書いたらいいのか正直分からない・・・・
それが本心ですよね。
しかし学校側の身になってみれば、そんな人に合格は出せません。
超ダメパターンは、ただ一つ!!
なんだと思いますか?
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8割方のご両親がやってしまうダメ例です。
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答えは 学校案内やHPに書かれた文言を乱立させて、体裁だけを整える願書です。
それほど学校のことを知らないくせに、それを隠そうとして、いかにも知っている風を装っている願書です。
そんな文章が先生たちの印象に残ると思いますか?
無理ですね。
ご両親の本音が全く見えない、ありきたりで印象に残らない、平凡なボツ願書になるのは確実です。
それを読んだ学校側はどう思うか?
面接でどんな方かは見なければならないけれど、多分他に志望校があるのだろうな。
受験といえども人間関係。有名校の先生だって人間。
保護者も、受験者である子どもも人間。
学校側にしてみれば小学校の6年間を共に過ごす人を選ぶのです。
あなたなら何を優先しますか?
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そう考えると答えは見つかるはず。
☑このご夫婦いい方たちだな。
☑もっとお話ししてみたいな。
☑感じのいい人だし仲良くなれそうだな。
そう思っていただけるようにするべきなのです。
そこをはき違えて、自分の家庭や経歴を自慢したり、かっこいいことを並べたり、知ったかぶりをする願書は、はじめっからはじかれてしまいます。
人間が人間にアピールする文章なのですから。
ん?
わかりにくい?
ではもっとわかりやすい例を挙げますね。
想像してみてください。
あなたは複数の方に結婚を申し込まれています。
さあ、どの方を選びましょうか?
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どんな言葉で口説いてくれたら心が動きそうですか?
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見栄は捨てて素直なお考え・お気持ちを伝えてくれる方に好感が持てませんか?
学校も同じです。
願書の内容を面接で確認→問題なければ合格
願書は悩みますよね。
ただこれだけは言いたい!!
かっこいいことを述べる必要はないですし、 頭がよさそうに書く必要もありません。
願書の内容が本心か、本心でないかは、面接ですぐわかります。
背伸びして書いても面接でバレてしまうんです。
学校側はあなたの人となりや考え方を知りたいのです。
だから人柄が伝わってくるような、正直な文章が好まれるのです。
例文集も読まないほうがいいです。
一度読んでしまうと頭の中に残ってしまい、どうしても引っ張られてしまいますので。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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