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【小学校受験】最後まで読んでもらえる願書の書き方は?

 

願書の書き方は?
手順を教えてほしい。
 

 

この疑問を解決します。  

 

✔ この記事の信頼性

 小学校受験専門塾で25年間の指導経験がある現役講師。
これまで500枚以上の願書を添削指導し、「合格した願書」を実際に知る人物。

 

本記事の内容

  • 書き始める前の準備(手順は4つ)
  • 推敲は3つ
  • 仕上げも3つ

 

愛するわが子のために頑張って書いた願書を、隅から隅まで読んでもらい高評価をもらうには?

読み手の立場になって考えてみるとわかりやすいです。

 

想像してみてください

あなたは小学校の先生です。
入試が近く、放課後に願書を読む毎日が続いています。
本日のあなたのノルマは約100通です。

 

どうでしょう?
通常業務に加え仕事が増えて、大変そうですね。

 

先生だって人間です。

 

もちろん全部しっかり読もうとしてくださるでしょうが  

「この願書読みづらいな」
「何が言いたいか頭にスッと入ってこないな」

そんなときは斜め読みしたくもなるでしょう。

 

当然高評価は期待できません。

 

そんな悲しいことにならないよう、この記事では願書作成の手順をお話ししたいと思います。

 

ではさっそくいきましょう。

良い願書とは?

良い願書とは?

ずばり、読み手にやさしい願書です。

 

読んでくださる先生方にとって読みやすい&理解しやすい文章なら、あなたの願書は完読してもらえるはずです。

 

もっと具体的に教えて。

 

はい、具体的にいきましょう。


ひとつ質問です。
あなたは他人の文章を読んで、読み進めるのがつらくなった経験ははありますか?
それはどんな文章を読んだときでしたか?

 

次の①~⑥にその答えはあるでしょうか?

①文章が長すぎる
②リズム感が悪くてつっかかる。
③誤字や用語の不統一がある。
④繰り返しの言葉や表現が多い。
➄求めていない内容が書かれている。
⑥主張が強すぎる

 

①~⑥のいくつか、または全てにストレスを感じる方が多いのではないでしょうか?

 

逆にこれを避けられれば、あなたの願書は完読してもらえ、内容次第では高評価を得る可能性がでてきます。

 

読み手にやさしい願書をめざしましょう。

 

↓↓↓ 参考になる本です。リンクを貼っておきます。

書き始める前の準備(手順1~4)

願書を書くときは下準備をしてから始めましょう。
いきなり書き始めるとかえって時間がかかってしまいます。

 

面倒だな・・・

 

そう思う方は次のように考えてみてください。

 

あなたは見知らぬ場所に出かけるとき、事前に経路を確認しませんか?
それを省くと迷ったりして、かえって時間がかかってしまいます。

 

初めての文章を書くときもこれに似ています。

まず文章全体の骨組みを考えておくと、あとがスムーズです。

 

面倒がらずにぜひ下準備を!
手順は4つです。


準備1:何を書くか箇条書きにする

まず願書に書く内容の大枠を決めます。

細かな表現はあとまわしでOK。
頭に浮かんだことをどんどん書き留めていきましょう。

準備2:箇条書きに優先度をつける

箇条書きに優先度をつけましょう。
ABCの3段階評価くらいでOKです。

優先度が高いAに字数を多く使います。

A:もっともアピールしたいこと
B:必ず書くこと
C:字数が許せば書くこと

 

準備3:並べ替える

文章全体の流れを考えながら、適切な順序に並べ替えます。

 

優先度Cの中で削除してもよさそうなものは、思い切って切り捨てるのも主眼を際立たせる良い方法です。

 

準備4:箇条書きを文章にする

準備3で並べ替えた箇条書きを見ながら、文章にしていきます。

ゼロから作文するというより、箇条書きを膨らませながら文章にするイメージをもつと書きやすいです。

 

 

これで完成にだいぶ近づきました。
次は文章を磨くステップへ!

 

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推敲は3つ

次は推敲です。

推敲は3つのポイントを意識して行います。
例をあげながら1つずつ解説します。

推敲1:重複チェック

重複チェックをします。

同じ言葉や言い回しがあれば、別の言葉や言い回しに変えましょう。

 

【例1】

 私会社社長は御校の出身です。 

 私の父が勤めている会社の社長は御校の出身です。

「の」の連続はソフトでも指摘してくれる典型的な重複です。

 

【例2】

 校風が素晴らしいのでわが子をぜひ入学させたいと思ったので志願しました。

 校風が素晴らしいので、是非わが子を入学させたいと思ったため志願しました。

「ので」がダブると幼稚な文章になってしまいます。

 

【例3】

 御校の学校見学会に参加しました。6年生の国語の授業を拝見しました。活発な討論が行われていて感動しました。

 御校の学校見学会に参加しました。6年生の国語の授業を拝見する機会がありました。活発な討論が行われていて感動をおぼえました。

文末の重複にも気をつけましょう。小学生の作文のような印象になってしまいます。

 

 

【例4】

 幼稚園が大好きと言いながら、毎日元気に通っています。帰宅するとおやつを食べながら、幼稚園での出来事を話しています。

 幼稚園が大好きと言って、毎日元気に通っています。帰宅するとおやつを食べながら、幼稚園の出来事を話してくれます。

文型レベルの重複も、ちょっと変えるだけですっきりした文になります。

 

例はまだまだありますが、この辺にしておきます。
次は構造チェック!

推敲2:構造チェック

主語と述語のかみ合わせのズレをチェックします。

 

【例1】

✖ 「小学生になったら勉強頑張るね。」と言ったので、楽しみにしています。

○ 息子が「小学生になったら勉強頑張るね。」と言ったので、私たち夫婦は楽しみにしています。

 

日本語は主語を省く表現が多いです。

主語ナシでもほぼ意味は通じますし、主語が多いとかえって野暮ったい文になることもあります。

 

自分が書いた文の主語は何かを意識しながら読み返し、誤解をうける可能性がある場合は修正しましょう。

 

推敲3:句読点チェック

 

読点

効果的な読点の打ち方の例をあげながら解説します。

 

【例1】

 素晴らしい日本の教育

 素晴らしい日本の教育

 

✖の例では「素晴らしい」の被修飾語が「日本」なのか「教育」なのかはっきりしません。

読点は意味の切れ目をわかりやすくします。

 

 

【例2】

 昨年初めて御校の運動会を見学した娘は生徒さんたちの姿に感動したようでした。

 昨年初めて御校の運動会を見学した娘は生徒さんたちの姿に感動したようでした。

 

音読したときに息が続かない感覚があれば、読点を打つ必要があります。

 

【例3】

 学校説明会であるスライドに感銘を受けました。

○ 学校説明会で、あるスライドに感銘を受けました。

✖の例を読むと、「学校説明会である」と言う部分が一区切りに見えて、おや?と思いますね。

ひらがなが並ぶ部分は、読点によって単語の切れ目がわかりやすくなります。

 

 

✅句点

何行にもわたる長文は、読み手の負担になります。

 

【例】

 娘は明るく社交的な性格で、誰とでもすぐに仲良くなれるので、幼稚園ではクラスのみんなから慕われていて、先生の手伝いや下級生の世話も積極的に行っています。

 娘は明るく社交的な性格で、誰とでもすぐに仲良くなれます。幼稚園ではクラスのみんなから慕われていて、先生の手伝いや下級生の世話も積極的に行っています。

 

音読してみると句読点を打つ場所がわかります。

 

仕上げも3つ



ここまでくれば完成までもうすぐ!

冒頭から読み直してみましょう。


他人に読んでもらうのもおススメです。 自分では気づけないことを指摘してくれるかもしれません。

 

仕上げでは次の点に注意してみましょう。

余計な接続詞を削る

接続詞を見かけたら、削れないか?と疑ってみてください。

【例】

 息子は好奇心が旺盛です。そして初めてのことにも物おじせず挑戦する子どもです。しかも負けず嫌いなところもあり、粘り強く頑張ることができます。

 息子は好奇心が旺盛で、初めてのことにも物おじせず挑戦する子どもです。負けず嫌いなところもあり、粘り強く頑張ることができます。

 

接続詞ナシでも意味が通じます。

 

「という」を削る

内容説明の意味をもつ「という」は多用されがちです。
しかし削っても問題ない場合がほとんどです。

 

【例】

 最近娘が夢中になっているのはバナナ鬼という遊びです。

 最近娘が夢中になっているのはバナナ鬼です。

 

削ると文がすっきりします。

 

修飾語を削る

過剰な副詞や形容詞は削りましょう。

 

【例】

 娘はとても元気で活発な子どもです。

 娘は元気で活発な子どもです。

「とても元気」「活発」はどちらも同じような意味を表します。
削ると文がすっきりします。

 

まとめ

 

いかがでしたか?

この手順で書けば、あなたの願書は最後まで読んでもらえる「読み手にやさしい」願書になるはず。

 

せっかく素晴らしいことを書いても、読む先生方のストレスになる願書はぜったい避けなければなりません。
高評価をもらい合格を勝ち取りましょう。

 

最後にもう一度まとめます。

願書作成の手順は

1下準備(箇条書きにする→優先度をつける→並べ替える→文章にする)

2推敲(重複はないか?構造は正しいか?句読点は適切か?)

3仕上げ(接続詞、という、修飾語で削れるものはないか?)

 

 

↓↓↓ 参考本です。願書に特化した本ではありませんが、文章の書き方がよくわかり個人的に大変勉強になりました。
リンクを貼っておきます。

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最後までお読みくださりありがとうございました。
 
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ゆきねえ

こんにちは、ゆきねえです。50代です。これまで人生で頭を悩ませたこと、試行錯誤したことなどを綴りたいと思いブログを開設しました。 教育産業に携わって約25年なので、その方面の話題が多くなると思います。 よろしくお願いします。

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