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【齋藤孝先生の本】相手の気持ちをグッとつかむ方法を知れてラッキー♪【即実践可能なテクニックとは?】

あなたは最近いつ手紙を書きましたか?

私は・・・・・?
思い出せません。
(以前は手紙をよく書いていました。季節感ある便せん&封筒をいっぱいストックして。)

 

さぞかし活字離れが進んでいるんだろうな、と思いきや!?

齋藤孝先生によれば
今はLINEやtwitterなどのSNS、メールで、書く分量が昔に比べて圧倒的に増えているのだそうです。

 

確かに、ペンを持って書くだけが「書く」ってことではないのか。

そうなんです。
PCのキーボードをたたくのも、スマホで入力するのも、書いてるってことなんです。

 

だから昔の人に比べて毎日たくさん「書く」私たちにとって、気持ちを文章で伝え、相手の気持ちをつかむ技術はいっそう重要なのです。

 

この記事は、テレビでも大活躍の齋藤孝先生のコチラの本から、大事な箇所をピックアップした”まとめ記事”です。⇩

 

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メールやSNSで「書き方」を誤るとどうなるか?

昔に比べて書く分量が圧倒的に多くなっている・・・ということは?

それに比例して書くことによるトラブルも多くなっているようです。

 

誰もが気軽に書くことができるという一方で、ちょっとした単語の選択や語尾のニュアンス、言葉づかいによって、ブログが炎上したり、相手を怒らせてしまうのは日常茶飯事です。

(出典:相手の気持ちをグッとつかむ書き方の極意(斎藤孝著))

 

スマホやPCで気軽に書けるからって、よく考えずに気軽に書いちゃうとマズイってことですね~。

 

仕事でもプライベートでも相手の気持ちをきちんと考慮したうえで、適切な言葉づかいで、相手の気持ちを自分に引き寄せる書き方の技術が重要なのだと齋藤先生は述べています。

 

非対面コミュニケーションが多い私たちには必須の教養ですね。

 

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メールで「人間関係が作れる人」と「人間関係が作れない人」の違い

対面で相手の表情を見ながら会話したり、声のトーンをじかに聞けたりするのと違って、非対面のコミュニケーションはむずかしいと感じることが私はあります。

みなさんはどうですか?

 

齋藤先生によると、非対面でもちゃんと相手と人間関係を構築できる人と、構築できない人がいて、その違いは・・?

○人間関係が作れる人=メールの文章にきちんと自分の気持ちをのせられる

✖人間関係が作れない人=メールの文章に自分の気持ちをのせられない(定型文のコピペが多い)

 

表情とか声のトーンがわからない分、それを補う文章を書かないとダメってことなんでしょうね。

 

たしかに真心がこもった文章や、その人らしい表現があると、読んでいて心の距離が縮まる気がします。

 

参考

【言葉の力の鍛え方4選】・・人との距離を縮めるための言葉のストックを増やそう

①小説や映画で気に入ワイたセリフをメモしておく。

②心の中で思っていることを言葉に変換してみる。

③本を読んだあとに、あらすじとは別に自分が感じた感覚を伝える言葉を探してみる。
(たとえば、時間を忘れてしまうようだったのか。別世界に入り込んでしまったようだったのか。ハンマーで頭を殴られたような感じだったのか。など)
※私はコレ、ぜひやってみようと思います。

④自分なりの比喩(まるで○○のようだ)がないか考えてみる。

 

さて、次はいよいよ実践編です。

いろんなケースを例に、どのように「書く」とよいのか、齋藤先生の教えをまとめていきたいと思います。

 

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「お祝い」のテクニック

人とのおつきあいで、お祝いを伝える場面はけっこうありますよね。

コレがちょっと厄介なようですよ!

 

「お祝い」の気持ちを伝えるのは厄介です!

だって他人のお祝い事に心から喜べるとは限らないから。

嫉妬、やっかみ、心がざわつく、ネガティブな感情が出てくる・・・凡人である私たちはそうなるのがむしろ普通。

じゃあ、いったいどうしたらいいのかって?
「あえてお祝いの言葉を伝えることで、自分の波立つ感情をコントロールする絶好の鍛錬の機会ととらえる」のがよいそうです!
人生、修行ですね。

 

では次に「お祝い」を伝えるじょうずなテクニックをいくつかご紹介しましょう。

早ければ早いほどよい

情報を聞いたらすぐに簡単なメールやカードを送っておきましょう。

「今聞いてすぐ出した」っていうタイミングがベスト!

早く出せないとどうなるか?

・すぐに出すなら「おめでとう!」「私もうれしいです」くらいで済むのに、時間が経つと文面を長くして、中身も工夫しないとそっけなくなってしまう。

・書かないでいるうち「とうとう書かなかった」という最悪の事態になる可能性がある。

・みんながお祝いメッセージをくれたのにあの人からはこなかったと思われてしまう。⇨「あの人は私のことをよく思っていないのかもしれない」というメッセージだととられてしまう。

 

お祝いごとを聞いたら即行動!ですね。

 

第三者の意見を引用する

世間で言われている評判などを引用するテクニックです。

例を挙げたほうがわかりやすいですね。

 

子どもの誕生祝い

・春生まれの子どもは季節がよくて育てやすいですね

・夏生まれの赤ちゃんは風に強いと言われていますね

 

新築祝い

好きな街ランキングに入っていましたね

 

相手がよい気分になります。

 

誰にお祝いメッセージを送るかをちゃんと決めておく

これはテクニックというよりは、自分を楽にするためです。

いまはLINEやツイッター、フェイスブックなどSNSが急速に広がった結果、人間関係に対する依存度が高くなってしまい、多くの人に対して薄く、広く依存する関係性になっているのではないかと思います。

四六時中一緒にいる親友や家族のような濃い人間関係とは別に、中間的な薄い人間関係が急速に増えていて、そこに対する気配りやレスポンスが重視される時代になっています。

ある意味、人間関係が傷つきやすい間柄になっているともいえるでしょう。

(出典:相手の気持ちをグッとつかむ書き方の極意(斎藤孝著))

齋藤先生にこう説明してもらったおかげで、私のもやもやの正体を知ることができました!
✅友人知人にSNS経由で誕生日メッセージを送るのが面倒
✅メッセージを送り忘れたことに気がついたときの焦り&動揺

 

そこで先生からの提案です。

どの範囲の人にお祝いをしなければいけないのか、人間関係を見極めて、連絡先や誕生日をメモしておく

 

交友関係の整理ともいえますね。

 

※本書にはこれ以外にも「お祝い」場面でのテクニックが紹介されています。気になる方は実際に手にとってみてください♪

 

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「お詫び」のテクニック

次は「お詫び」です。

対面でお詫びするときは、↑この人のようにペコペコ頭を下げますけれど、文面でお詫びを伝える場合はむずかしそうです。

ぜひ齋藤先生にテクニックを伝授していただきましょう。

お詫びの目的は「相手の心のエネルギーの負担を少なくする」こと

けっして間違えてはダメなことがあります。

お詫びは「悪いことをしてしまった」という自分の気持ちをおさめるのが目的ではないということ。

 

お詫びするときのポイント

✖どうやったら自分の気が済むか

○どうやったら相手の心が安らかになるのか

 

過去の自分を振り返ると・・・お詫びのポイントを間違えていたかも?

 

鉄則は「わかった時点でとにかく早く」

「お詫びの目的=相手の心の負担を少なくする」という鉄則を理解できていれば、正しく判断できるはず。

たとえば、遅刻をしてから詫びるのではなく、遅刻しそうなのがわかった時点で知らせておけば、「あの人は来るの?来ないの?」と相手をやきもきさせる時間が少なくなります。

相手の心のエネルギーの負担を減らすとは、そういうことなのですね。

 

いいわけではなく、事情説明をきちんと行う

言いかえれば

・主観は抜き
・事情を客観的に(嘘をつかずに)伝える

ということでしょうか。

「そういう理由だったのか」「そういう事情があったのか」とわかれば、相手の怒りが収まる可能性が高まります。

相手の心のエネルギー負担が少なくなります。

 

謝り方が弁解がましかったり、素直でなかったりすると、もう一度怒りに火をつけるかも!

嘘をつくのもダメ。あなたへの不信感をずっと残してしまう。

 

相手の感情を刺激しない

齋藤先生は例を示してくれました。場面はお客様とのトラブル。

お客さんのほうの勘違いであっても、立場上、こちらが下手に出なければならない場合があります。

そんなとき「これはお客様の勘違いです」と相手に非があると書いてしまうと激高する人がいます。相手が怒っているときは、「ちょっとした行き違いで」と書いただけでも反応してしまう人がいないわけではないので、そのあたりの表現には最新の注意が必要です。

あくまで扱っているのは感情なのだ、という自覚が必要でしょう。

(出典:相手の気持ちをグッとつかむ書き方の極意(斎藤孝著))

 

扱っているのは「感情」←コレがわかっていなかった私。お詫びに失敗した過去を思い出しました・・

 

※本書には「お詫び」場面でのほかのテクニックも紹介されています。

 

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「断る」テクニック

個人的に私は断るのが苦手です。すごく下手です。
断りきれずにイヤイヤ引きうけてしまったコト、いっぱいあります。

本書で学んだテクニックを駆使して、これからは断り上手になるぞ~。

相手のプライドが傷つかない理由を用意する

何でもかんでも本当のことを書くのはダメなんですって。

断り理由(例)

・どうしても抜けられない用事が入っておりました

・日程の問題で厳しいかと存じます

・私にはもったいなさすぎるお誘いで、私などとてもその器ではありません

 

面と向かって断らきゃいけない場面だと焦っちゃいそうですが、文章でならじっくり考えて書けそうです。

 

ポイント

噓も方便。「あなたがイヤなのではない」「あなたの頼みごとがイヤなのではない」というニュアンスが伝わる理由にしよう。

 

意思表示をはっきりさせる

あいまいな返事=相手にとって最悪

想像してみてください。
あなたは会合の幹事です。ある人からの返信にこう書かれていました。

「行けたら行きます」

困りますよね。
どっちなんだよ~~!!と叫びたくなります。

 

自分なりのつきあい方を決めておく

たとえば

・3回に1回は顔を出す

・初めて誘われたときは、行きたくなくても行ってみる

 

ざっくりと決めておくだけでも、迷いがなくなりそうです。

 

※本書には「断る」場面でのほかのテクニックも紹介されています。

 

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「お見舞い・お悔やみ」のテクニック

お見舞い・お悔やみは、言葉の選び方が本当にむずかしくて悩みます。

基本的には相手に共感するにしても、相手からしてみれば「私のつらさがあなた(なんか)にわかるわけない」と反感を買ってしまう可能性もあるのです。

そうならないためのテクニックを齋藤先生に教えてもらいましょう。

短めに書く

相手は心が繊細で折れやすくなっています。

長い文章は避け、短くて無難な文章にしておくほうがよいようです。

お見舞い(例)

・このたびのご入院、心よりお見舞い申し上げます

・くれぐれもご無理をなさらず、ゆっくり療養なさってください

・一日も早く回復されますことをお祈りしております

 

お悔やみ(例)

・どうか気を落とされませんように

・とても残念でたまりません

 

※注意!

頑張ってください=NGワード(便利なので使いたくなってしまうので注意です。)

 

パーソナルなひと言を加える

お見舞い・お悔やみは定型文を使うケースが多いですが、その中にひと言、自分と相手とのパーソナルな関係性を入れておくと心がこもった文章になるようです。

・あのときはそのような状態だったんですね。何も気づかなくて申し訳ありませんでした。

・自分も先年母を亡くしまして、お察し申し上げます

 

※本書には「お見舞い・お悔やみ」場面でのほかのテクニックも紹介されています。

 

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「依頼・お願い」のテクニック

齋藤先生は講演や執筆、インタビューなど頼まれごとが多いお立場です。ご経験上からか?この章はやや長めです。

メールの標題・件名は具体的に書く

ダメなのは、標題に漠然と「お願い」とか「ご依頼の件」とか書かれているメール。

何のお願いかわからないので、知らない人からだと警戒してしまうそうです。迷惑メールだと勘違いもされます。

ポイント

初めてコンタクトをとるときには?

・自分の所属・身分を明確にする

・件名は「出版企画の件」とか「講演会依頼の件」など具体的に書く

 

ひと目でわかるようにするのが親切

 

最初に用件を書く

時代が変わると、書き方(書く順番)が変わるようです。

昔、手紙で依頼していたころ

①時候の挨拶
②近況報告
③事情説明
④依頼

最近のメールによる依頼

①挨拶(時候の挨拶ではない。「初めてのメールで失礼いたします」程度)
②依頼
③状況説明

 

いきなりズバッと用件に入るのですね。

 

他人を使って外堀を埋める

このテクニックは例を挙げたほうがわかりやすいですね。

・周りの人も「引き受けてくれたらうれしい」と言っています

・社内の了承は得ております

・もしお引き受けいただけるのであれば、このような形で進むということで了承を得ております

 

齋藤先生は結婚に関して興味深い例をあげてくれました。

どうしても結婚したい場合、自分だけでなく「私の家族もあなたがいいと言っている」と添えるのだそうです。まさに外堀を埋めていますね!

 

リスクとメリットを開示する

リスク

依頼やお願いごとをされた相手は、もし引き受けたらどれくらいの負担になるのか?と心配なはず。

なので

・拘束時間は最大で3時間です

・全部の会議に出る必要はなく、年に2回の大会だけ出ていただければ結構です

・最初のご挨拶だけ30秒いただければ大丈夫です

こんなふうにリスクをしっかり知らせてくれると、OKしてもらえる確率があがります。

 

メリット

メリットも同様です。

・この会はこういう歴史を持っている由緒正しい会で、そこにお招きしたい

・この会のメンバーにはこんな方がいらっしゃいます

・今まで講演されたのはこんな方々です

 

相手に安心してもらえればOK してくれそうです。

 

パーソナルな感情を加える

フォーマルな依頼であっても、ちょっとだけパーソナルな感情をのせると説得力が増すようです。

・私自身も断りきれずに委員長を引き受けざるを得なくなり、こんなお願いをしてしまうのは本当に心苦しく・・・

・被災地のために心意気としてこういうことをしたいので、謝礼はほとんど払えませんが、協力していただけないでしょうか

 

人は気持ちで動くところがある。「気持ちの一押し」を文章で表現しよう。

 

本音を伝え、共感してもらうのですね。

 

部下に頼むときでも丁寧に

上司が部下に頼むとき、昔なら「こうしろ」「これをやっておけ」でよかったかもしれませんが、時代が変わりNGとなりました。

人気があるリーダーは、共感力があって、こちらの立場がわかってくれる威張らない人です。リーダーとしての能力があるかどうか以前に、人間関係にストレスを与える人は門前払いされてしまうので注意しましょう。

そうならないためには、たとえ相手が下の者であっても、何かを頼むときは、丁寧な言葉づかいで、相手を気づかいながら、文章を書く必要があります。

(出典:相手の気持ちをグッとつかむ書き方の極意(斎藤孝著))

※本書には「依頼・お願い」場面でのほかのテクニックも紹介されています。

 

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「お礼」のテクニック

人に何かをしてもらったらお礼をする。
子どものころから親にそう躾られて育った人も多いはずです。

人の行為に感謝できる人は人間関係が円滑になるのでしょう。

お礼状を送る

便宜を図った人はそのことをずっと覚えています。自分が思う以上に相手は覚えているのだと心して、細やかすぎるくらい丁寧にお礼を返そうと齋藤先生は述べています。

お礼状・お礼メールは忘れないようにしたいものです。

 

お礼は早ければ早いほどいい

早ければ早いほど「ありがたい」気持ちが伝わると齋藤先生は述べています。

かんたんなメールでもいいのですぐに返しておくのが、自分のためにもなります。
すぐ出すならシンプルな文面で大丈夫だけれども、お礼が遅れてしまうと、そうもいかなくなるのは「お祝い」のケースと同じですね。

 

※本書には「お礼」場面でのほかのテクニックも紹介されています。

「励まし」のテクニック

齋藤孝先生は大学教授ですので、教え子を励ます場面がたくさんあることと思います。

直接励ますことも多いでしょうが、今回は文章で相手を元気づけるコツを教えていただきましょう。

足りないところを指摘しない

齋藤先生のご経験上、足りないところを指摘して直させるよりは、その人のよさを活かして伸ばすほうが結果的によいそうです。

「ここができていないよ」と言ってもいっこうに直らないどころか、気分的に落ち込んで前に進めなくなることがあるからだそうです。

 

励まし=その人のいいところをほめること

ほめるとそこが更に伸びて自信になり、マイナスを打ち消すのです。

 

相手のモチベーションを下げないように気をつけなければダメなのですね。

 

ポジティブな表現を使う

「狭くてガサツな店」をポジティブ表現に変換すると?

答え:距離が近くて、にぎやかで、気が張らない店

 

「落ち着きがない子」をポジティブ表現に変換すると?

答え:好奇心が旺盛な子 または 人一倍行動力がある子

 

表現をかえると短所が長所になっちゃう♪

 

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最後にお詫び

本書には「恋文」のテクニックについての章もありました。

残りの人生で私が恋文を書くことはなさそうなので割愛します笑

 

「恋文」はけっこう長めの章です。気になる方は実際に本を手にとってみてくださいませ。

 

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今回は以上です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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ゆきねえ

こんにちは、ゆきねえです。50代です。これまで人生で頭を悩ませたこと、試行錯誤したことなどを綴りたいと思いブログを開設しました。 教育産業に携わって約25年なので、その方面の話題が多くなると思います。 よろしくお願いします。

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