大ベストセラー『嫌われる勇気』の続編・・・『幸せになる勇気』
私のバイブル的存在です。
たまに読み直し、心のたすきを締め直す日々です。
この記事では、名言だらけの本書の中で特に心に響いた事柄を、備忘録もかねて綴っていきたいと思います。
みなさんの心にも響くといいな・・・
ではさっそくいきましょう!
Amazonで”聴く読書”をしてみませんか?
通勤・通学中やウォーキング中、家事をしながら、時間を有効活用できて便利!
今なら
・30日間無料
・12万冊以上が聴き放題
・いつでも退会可能
アドラー心理学の入門編はこちら!未読の方はこちらを先に読むのがおススメです。
なぜ子どもたちは問題行動に走るのか?
本書で私がもっとも衝撃を受けた部分について、まずは書いていきます。
問題行動には段階別に5つのステップがあり、
ステップが進めば進むほど深刻度が増していきます。
問題行動に走るのは、そこに隠された「目的」があるからで、
その目的には5つの段階があり、徐々にエスカレートしていくのだと!!
第1段階:称賛の要求
親や教師に向けて「いい子」を演じます。(例)学業や運動をがんばる。
彼らはよいことをしようとしているのではありません。
その目的は「ほめてもらうこと」「特別視されること」
もし親や教師にほめてもらえなかったら?
(答え)不満を抱き、やる気を失い、何もしない子になる。
罰を与える人がいなければ、不適切な行動をとる。
問題行動がさらに進むと・・・?
第2段階:注目喚起
せっかくいいことをしたのに、ほめてもらえないと、その子はどうなるか?
ほめられなくてもいいから、とにかく目立ってやろう!と考えるようになります。目立てるのなら悪い子になるのも厭わないのです。
(例)授業中に騒ぐ。教師をからかう。忘れ物を繰り返す。泣く。
さらに進むと・・・?
ここから先は厄介な段階に突入します。
第3段階:権力争い(=反抗)
問題児を想像してもらえると分かりやすいかも。
様々なパターンが考えられます。
(例)
✅親や教師を口汚い言葉でののしって挑発する
✅かんしゃくを起こす
✅万引きや喫煙
✅勉強や習い事を拒絶する
✅大人たちの言葉を無視する 等々
これらは例にすぎません。現れ方は十人十色、百人いれば百通り。
第4段階:復讐
いま一度、第1段階~第3段階のことを思い出してみましょう。
称賛の要求、注目喚起、権力争い=反抗でしたね。
ほめてもらえず、目立つこともできず、反抗しても何も変わらないとなると、その子は一転して憎しみを求めるようになります。
もうわかった。だったらいっそ憎んでくれ。憎悪でいいから自分に注目してくれ!
ここまで進んでしまうとかなり重症。
親や教師はもちろん、友達からも憎まれ、恐れられ、徐々に孤立していきます。
アドラーによると、自傷行為や引きこもりも「復讐」の一環なのだと!
この段階の子どもの目的は「あなたへの復讐」です。
『こんな自分になってしまったのはお前のせいだ!』と訴えているのです。
こうなる前の段階でなんとか対処したいものですね。
さらに進むと・・・最終段階は?
第5段階:無能の証明
人生に絶望し、自分のことを心底嫌いになります。
そしてこれ以上の絶望を経験しないために、あらゆる課題から逃げるようになります。
だって、何かに取り組んで失敗するくらいなら、最初からやらないほうが楽。
何も期待しないでくれ!自分に構わないでくれ!自分を見捨ててくれ!
そのほか本書に書かれている人生の指針となる名言は?
慌ただしい日々のなか、ときどき思い出したい名言をピックアップします。
ありのままにその人を見る
目の前の他者を、変えようとも操作しようともしない。なにかの条件をつけるのではなく「ありのままのその人」を認める。これに勝る尊敬はありません。そしてもし、誰かから「ありのままの自分」を認められたなら、その人は大きな勇気を得るでしょう。尊敬とは、いわば「勇気づけ」の原点でもあるのです。

「他人の関心事」に関心を寄せる
あらゆる対人関係で求められる、尊敬の具体的な第一歩です。会社での対人関係でも、恋人との関係でも、あるいは国際関係においても、われわれはもっと「他社の関心事」に関心を寄せる必要があります。
(中略)
われわれに必要なのは、「他者の目で見て、他者の耳で聞き、他者の心で感じること」だと。

人は「悪いあの人」と「かわいそうな私」の話しかしない?
カウンセリングにやってくる人はほとんどが
✅悪いあの人
✅かわいそうな私
この2点の話に終始するそうです。
しかし、どんな「悪いあの人」について同意を求め、「かわいそうな私」を訴えようとも、一時の慰めにはなりえても、問題の本質の解決にはつながらないのだそです。

これからどうするか?
カウンセリングで語り合うべきことは「悪いあの人」でもなければ「かわいそうな私」でもない!
「これからどうするか」
この1点だそうです。
さらに深掘りすると?
自分の思いを伝えることは、コミュニケーションの入り口にすぎない。
最終的な目標は相手との「合意の形成」(伝えた内容が理解され、一定の合意点にたどり着くこと)である。
合意形成までの忍耐力がない人(もしくは勝ち目がないと思った人)が選ぶ手段が暴力。暴力に訴えてしまえば、時間も労力もかけないまま自分の要求を押し通すことができるから。

声を荒げるのは劣等感の現れ
人は自らの劣等感を刺激されたときに、怒りの感情を用いて解決しようとするものだそうです。

大切なのは、与えられたものをどう使うか
大切なのは、何が与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかである。
これはアドラーの言葉です。
環境や対象に左右されず、個人の決心一つによって自身の幸せが決定するということなのですね。
結婚相手を決めるときに大事なことは?
この人を愛したならば自分はもっと幸せになれる。
だから私はこの人を愛すると決めた!
愛する勇気、それがすなわち「幸せになる勇気」だというのがアドラーなのです。
どうですか?
あなたは(私は)そう思って結婚相手を決めましたか?
「もうそろそろ楽になりたい」と思って決めたのではないですよね?
最良の別れをめざそう
全ての出会いには必ず別れがきます。
ふだんそんなことは考えたくはないけれど、愛し合って結婚した相手とも、確実に別れの日が一日一日近づいています。私たちに与えられた時間は有限です。
現実に私たちは「別れるために出会う」と言っても過言ではありません。
だから、
だから!!
最良の別れに向けた不断の努力を続けるべきだと、アドラーは言うのです。
まとめ
私たちはどこからきたのか。私たちはどこにいるのか。どう生きればいいのか。
その疑問をもつ全ての人に、この本が答えをくれるはず。
必ず何か心に留まるものがあると信じてあなたに読んでほしい!!!
アドラー心理学の入門編はこちら!未読の方はこちらを先に読むのがおススメです。
-
-
【名言集】アドラー心理学『嫌われる勇気』
続きを見る
-
-
【アドラー心理学】ベストセラー『嫌われる勇気』で知った子育ての極意とは?
続きを見る
Amazonで”聴く読書”をしてみませんか?
通勤・通学中やウォーキング中、家事をしながら、時間を有効活用できて便利!
今なら
・30日間無料
・12万冊以上が聴き放題
・いつでも退会可能