宮下奈都さんの『太陽のパスタ、豆のスープ』をご紹介します。
落ち込んだとき、人生に行き詰まったとき、
ささくれだった心に染みわたる・・・そんな物語です。
宮下奈都さんらしい、
✅傷ついた心をやさしく癒してくれる
✅力強く勇気づけてくれる
読後は、涙をふいて自分の足で再び歩き出してみよう!という気持ちになれました。
※未読の方のためこれ以上のネタバレは控えます!
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『太陽のパスタ、豆のスープ』あらすじ
結婚式直前に、突然恋人から婚約破棄をされた明日羽(あすわ)。
幸せから一転、絶望の底に落とされる。
そんな彼女に叔母のロッカさんは”ドリフターズ・リスト”を作ることを提案する。
やりたいことを全部リストに書き出し、ひとつずつ実行するのだ。
最初は投げやりだった明日羽も、少しずつ自分を見つめ直し、成長していく。
『太陽のパスタ、豆のスープ』名言
がんばれなくても、ええんちゃう?がんばれなくても。もしかすると、いいのかな。今はもう少しもがいていても、自分の道をみつけられなくても。
からまって、こんがらがって、がんじがらめになっていた私を縛る意図がゆるゆるとほどけていく感触がある。肩を回す。腕を回す。楽になっている。よく見れば糸の端っこを握りしめていたのは私の手だ。私自身が私を縛っていた。
がんばっている人に対して、なんだか後ろめたい気持ちになったのはなぜだったのか。がんばれない自分が恥ずかしいのと、それにたぶん、がんばっている人への妬みもあった。
がんばっている人のことは素直に感嘆していよう。自分ががんばれなくても開き直らず、卑下もせず、いちばん後ろからゆうゆうと歩いていこう。
(出典:太陽のパスタ、豆のスープ(宮下奈都著))
前を向いていよう。そう思えたのは、つい昨日のことだ。
(中略)
これまでの人生、いいときも、悪いときも、顔を上げていたかどうか気にしたこともない。これまではそれでなんとかなってきた。だけど、顔を上げている、という自覚が必要なときもある。
(出典:太陽のパスタ、豆のスープ(宮下奈都著))
『太陽のパスタ、豆のスープ』感想
物語の冒頭が婚約破棄の場面!
どん底からどう這い上がるかか?って内容かな・・・と思いきや、裏切られました(笑)
・自分に自信がなくなる
・まわりの人がすごく思えて卑屈になる
だれにでも起こりえる負の感情。
それを否定するのではなく、受けとめ、やさしくもみほぐしてくれる、心温まる物語です。
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