〇〇さんって正義感が強くて頼もしいわ~~♪
そう言われたらあなたは嬉しいですか?
私は喜んじゃうかも。
だって「正義感が強い」って、曲がったことが嫌いで、信念をもっていて、頼りがいがありそうですよね。
しかし、どうも注意しなければいけないようなんです。
正義感と正義中毒の違いは?
まず初めに語句の確認をしておきたいと思います。
正義感とは?
不正を憎み、正義を尊ぶ気持ち。「正義感に燃える」
(出典:weblio辞書)
正義中毒とは?
正義中毒とは、「正義という大義名分のもとに他人を断罪する」という行為によって得られる快感に溺れ、人を叩くために叩いたり(叩くことが目的化したり)、叩く相手を常に探し求めるようになったりしている状況のこと。
正義中毒という言葉は、脳科学者の中野信子が自著「人は、なぜ他人を許せないのか? 」の中で提唱したキーワードである。中野によれば、人の脳は「わかりやすい攻撃対象」を罰することで快感が得られるようにできており、この快楽にハマってしまうと自己目的化し「中毒状態」に陥るという。
正義中毒は、昨今Twitter等のSNS上で著名人の不倫騒動や不謹慎発言が「いわゆる炎上騒ぎ」に発展しやすくなっている事情の一端を解明する考え方として注目されている。
(出典:weblio辞書)
★実は私も脳科学者の中野信子氏著「人は、なぜ他人を許せないのか? 」を読み、このテーマに関心をもちました。
この行為「正義中毒」だったかも ?
他人の言動が許せない
☑飲食店にて。
マスクをせずに大声でおしゃべりしながら食事をしている集団が許せない。
黙って食事をするよう注意したくなる。
☑路上にて。
禁煙区域で歩きたばこをしている人が許せない。
☑電車内で。
子どもが大声で騒いでいるのに黙らせようとしない親に怒りを覚える。
☑報道で。
CMで差別的な表現をした企業の商品を買わない。
不謹慎発言をした有名人の人格を疑う。
タレントの不倫を叩きたくなる心理も、当てはまるそうです。
自分や身近な人が直接不利益を受けたわけではないのに、面識のない相手に攻撃的な言葉をあびせ、叩きのめさずにはいられない心理状況。
ノーマルな状況ではないのかも。
自分と反対意見の人を論破したくなる
正義はひとつだけ?
答えはもちろんNOなのに、「正義はひとつに決まってるだろ!」って思ってしまう分野が、その人それぞれにあるように思います。
そう、分野によってかわるのです。
「このあたりは特にこだわりはないのだけれども、このあたりの事柄はちょっと物言いたくなる」というような・・・
個人的なこだわりが強く作用してしまうのを止められない分野が人にはあるのです。
ポイント
こだわりがある点では、相手の良い点も見えなくなります。
余裕がなくなるということは正常ではないのかも?
正義中毒にならないためには?
正義中毒未満の人にはぜひ気をつけてもらいたい!
「中毒?私は関係ないわ・・・」
誰もがそう思っているのに中毒になってしまうこともあるから。
SNSの危険性
顔出し&身バレしている人ならよいのでしょうが。
SNSの匿名性は、正義中毒の危険が満載です。
同じ意見の人に同調するあまり、反対意見の人を攻撃してしまう傾向になります。
味方を得たかのような錯覚に陥り、強気になってしまうのですね、多分・・・。
ネット検索の危険性
ネット検索をすると、これまでの検索履歴より自分の思考にぴったりの広告などが表示されますよね。
これが続くと、自分の思考主張が世間のマジョリティーなのだという錯覚に陥ります。
すると、そこに当てはまらない見解に対し、異常に反応してしまったりもします。
まとめ
無自覚のうちになってしまうのが正義中毒。
ひとりよがりにならず、正義の味方に留まりたいですよね。
私は自分を客観視する癖をつけ、正義中毒にならないように気をつけたいと思います。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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