子育て 小学校受験

【小学校受験】行動観察が苦手な子へ~子どものコミュニケーション能力を高めるには?

うちの子は内気で、口数が少ない。
行動観察がじょうずになる方法を教えてほしい。

この悩みを解決します。

 

なぜ子どものコミュニケーション力を高めるのはむずかしいのか?

人は社会生活を営みながら生きていきます。

他人とのコミュニケーションが重要なのはいうまでもありません。

 

しかし現代は、コミュニケーション力を高めるのがむずかしくなってきていると感じます。

その理由は?

 

少子化・核家族化

核家族化により、世代間の交流が減りました。
子どもたちの対話は、小さな家族内の密なものがほとんどです。

世代が異なり、違う考えをする人とのやり取りを経験するのは、むずかしくなってきています。

 

少子化により、同年代の子どもたちだけで遊ぶことが多いですしね。

 

付きあいの減少

☑近所づきあいの減少
☑勉強やお稽古ごとで忙しい子どもたちの日常
☑コロナ渦で交流の減少

 

近ごろの社会背景は、子どもたちが身近な友人・知人以外の人々と交流する機会を失いつつあります。

 

価値観の多様化

人々の価値観・ライフスタイルが多様化しています。

家族のあり方の多様化も著しくなっていると感じます。

 

日ごろお付きあいする家庭が限定されるのも、しかたない現象なのかもしれません。

 

幼稚園&小学校受験でコミュニケーション力を問う理由は?

多くの有名幼稚園・小学校の入試で、コミュニケーション能力をみられます。

行動観察と呼ばれています。

 

行動観察とは?

●入学後お友達と協力して生活していけるか?
●学校のルールを守りながら過ごせるか?
●他者への思いやりがあるか?
●なにか困ったときに自分で解決する力はあるか?

これらの能力をみるため、グループでゲームをしたり、制作をしたりします。
先生の指示を聞いて運動をすることもあります。

 

協調性をもって学校生活をおくれる力があるかを見られているのです。

 

子どものコミュニケーション力を高めるために親ができることは?

コミュニケーション力を高めるのがむずかしい時代ならなおさら、親は意識して子育てする必要がありますね。

だって他人とうまくやっていく力は、わが子の将来の幸せを決めてしまうといっても過言ではない能力ですから。

 

このパートでは、実際に親がやってあげたいことについて考えます。

「話す力」を高めるコツは?

きっかけの作り方

1.答えを教えない

子どもが「どうして~~?」と聞いてきたとき、すぐに答えを教えないほうがいいそうです。

〇〇ちゃんはなんでだと思う?

 

そう言われた子どもは自分で考えようとします。

親といっしょに調べたり考えたりしてもいいですね。

2.あえて反論する

反論は、考えを深めるきっかけになります。

【例】

子:地球はまるいに決まっているよ。

親:ほんとかな?じゃあ、なんで地面は平らなのかな?

3.子どもにルールを作らせる

ルール作りは、物ごとのプラス面とマイナス面を考えるきっかけになります。

【例】

子どもがゲームばかりしているケース

親:〇〇ちゃんの目が悪くなるから心配。それに〇〇ちゃんとお話をする時間が少なくなるからママは悲しいわ。

子:・・・・

親:ゲームってどんないいことがあるの?ゲームをするとよくないことはあるかな?

親:そうだ!いつ、どこで、どのくらいの時間ゲームをするか、〇〇ちゃん自身がルールを作ったらどう?

自分が決めたルールを守る忍耐力も身につきます。

 

ごっこ遊びの効果的なやり方

ごっこ遊びを多くする子どもは言語力が高いとのこと。
家族でできたら一石二鳥♪

やり方によっては効果が爆上がりするそうですよ。

1.小道具やスペースを準備する

おままごと、お医者さんごっこ、お店屋さんごっこ・・・楽しいですね。

小道具やスペースがあると、ごっこ遊びの世界に入りやすくなります。

市販のおもちゃばかりでなくて大丈夫。
空き箱や布、ひもなどの手近な材料を使って、親と一緒に手作りするといいです。

 

2.大人もいっしょに「なりきる」

一緒に遊ぶ大人がすすんで役になりきり楽しみましょう。

そのほうが子どもがお芝居をふくらましやすくなります。

 

大人サイドの時間的&精神的余裕が必要ですね。
大変だけれどやる価値大!

 

3.子どもの想像力をさまたげない

親が家事などで途中で遊びから抜けるときでも、子どもの集中を途切れさせない方法です。

【例】

夕食の準備をする時間になったら?

✖「ごはんつくらなきゃいけないからここまでね。」

〇「ちょっと出かけてくるけれど、(ぬいぐるみの)お友達と仲良くお料理をつくっててね。」

 

どのくらい話せればいいのか

☑会話の5往復

☑10分間

この2つが目安とのこと。

 

子どもの話を聞いて「そうなんだ」で終わらせるのではなく、何度か聞き返しましょう。

そのときもイエスかノーで答えられる質問ではなく、「なぜ?」「なに?」「どんな?」「どうやって?」「もし?」で聞くと、5往復・10分間は会話が続くはずです。

 

スマホの電源は思い切って切るといいですね。

 

「聞く力」を高めるコツは?

子どもの顔を見ながら聞く

✖背中を向けたまま聞く

✖スマホ画面を見ながら聞く

 

いけないのはわかっていても・・・
ついやっていませんか?

 

子どもは大人が自分の話を聞いてくれる姿を見て、人の話を聞くとはどういうことかを学んでいきます。

 

効果がある「読み聞かせ」

読み聞かせは習慣にしたいですね。

ポイントは

☑毎日だいたい決まった時間に
☑静かな場所で
☑ゆっくり、はっきり読む
☑同じ本をくりかえし読むのも大事

 

どんな本を選べばいいのかな?

 

本選びに困ったとき1000万人の絵本ためしよみサイト|絵本ナビを利用したり、定期購読するのもよいと思います。

 

お子さんの年齢別のおススメ本を知りたい方は
【年齢別】絵本・児童書セット~絵本ナビベストセレクション~を参考にしてみてください。

 

「そもそも聞き取れているのか?」の確認方法

伝言ゲームをやってみましょう。

どのくらい正しく聞き取れているかがよくわかります。

 

【やり方例】

「いまから言う言葉をパパに伝えてね。」

正しく伝えられたら「すごいね」「ありがとう」などの言葉を忘れずに。
もし違っていたら再挑戦。

 

コミュニケーション能力は人生を豊かにするために欠かせない力

話す力と聞く力を高め、コミュニケーション能力をつけることがどれほど大事なのか。
わかりやすく説明してくれている文章をご紹介します。

私たちの周囲には、
人間関係に恵まれている人と、そうでない人がいます。

両者の違いは一体どこからきているのでしょうか。

 

生まれ持った容姿や才能、性格といったことではなく、最も大きな違いは、
人との信頼関係を築くための方法を知っているかどうかです。

その方法というのが、人とのコミュニケーションをとる方法。

 

(中略)

 

『コミュニケーション能力』とは、
人との信頼関係を築き、人生全般を豊かにするためには欠かせない大切な力です。

(引用元:一般財団法人日本コミュニケーション能力認定協会|コミュニケーション能力とは?)

 

人間は唯一、言葉をつかう生き物。

人間どうしは「話す」「聞く」でコミュニケーションをとります。

 

非対面の場がいくら増えても、コミュニケーション力を重視する流れが弱まるとは思えません。

子どものころから鍛えたいですね。

以上子どものコミュニケーション力を高めるために親ができることを中心に述べてきました。

 

最後にもう一度その部分だけ、本記事の内容をまとめておきます。

【話す力を高めるコツ】

1.きっかけの作り方3選
2.ごっこ遊びの効果的な方法
3.どのくらい話せればOKなのか

【聞く力を高めるコツ】

1.子の顔を見て聞くのが大事
2.読み聞かせを習慣に
3.聞き取れているのか?確認方法

 

ご参考になれば幸いです。
最後までお読みくださりありがとうございました。

参考書籍はコチラです。
↓ ↓

 

Amazonで”聴く読書”をしてみませんか?
通勤・通学中やウォーキング中、家事をしながら、時間を有効活用できて便利!

今なら
・30日間無料
・12万冊以上が聴き放題
いつでも退会可能

Audibleを無料体験してみる

 

小学校受験の最高峰「こぐま会」教材はコチラ

 

【子育てが楽になるアプリ】本の読み聞かせ&寝かしつけ専用【みいみ】

続きを見る

mamari

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

ゆきねえ

こんにちは、ゆきねえです。50代です。これまで人生で頭を悩ませたこと、試行錯誤したことなどを綴りたいと思いブログを開設しました。 教育産業に携わって約25年なので、その方面の話題が多くなると思います。 よろしくお願いします。

-子育て, 小学校受験
-,

© 2024 ゆきねえブログ Powered by AFFINGER5