ノーベル文学賞作家カズオ・イシグロ氏の『クララとお日さま』を読みました。
美しい物語です。
✅人の心とは?
✅生きるとは?
すごく考えさせられる、せつない物語です。
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※以下、未読の方のためネタバレしないよう気をつけます。
『クララとお日さま』クララとは?
クララとは?
人工知能を搭載したロボット
AF(artificial friend)として人間の子どもの親友になるのが仕事
クララはジョジーという病弱な少女のAFになります。
一緒に生活しながら、ジョジーの病気が治るためになら自らの犠牲もお構いなしに、全力をつくすのでした。
『クララとお日さま』お日さまとは?
お日さまとは?
クララは太陽光をエネルギーにしているロボット。
日当たりのよい場所が大好きです。
クララは道路工事の機械が大嫌い。
機械が大気を汚染させ、太陽光を遮ると思っているのです。
ジョジ―の病気が治るよう特別な力を与えてほしい、とクララは日々お日さまに祈ります。
『クララとお日さま』向上措置とは?
『クララとお日さま』を読んでいると、向上措置という言葉がよくでてきます。
向上措置とは?
遺伝子操作のような措置。
これを受けると人間の能力が上がります。
しかし、ジョジーはこの措置を受けたことで健康を損なってしまいます。
小説内では「向上措置を受けている人」と「受けていない人」との間に、はっきりと分断される格差があるのでした。
たとえば、受けていないと大学進学がむずかしかったり。
お金がかかるので貧しい家庭の子は受けられなかったり。
『クララとお日さま』いちばんの名言は?
わたしは後悔している。
(中略)
最善を尽くさなかったような気がするの。徹底的に考えることすらしなかった気がする。
(中略)
わたしは心を留守にして、その瞬間の過ぎるのを待っていた。ほかの何より、たぶんそのことをいちばん悔やんでいると思う。
(出典:クララとお日さま(カズオ・イシグロ著))
忙しさにかまけて’最善を尽くさない’こと、たくさんありました。
’心を留守にしてその瞬間が過ぎるのを待つ’こともいっぱいありました。
『クララとお日さま』は遠くない未来の予言?
自分の一番の理解者がAI?
そんな世の中はもしかしたら私が生きている間にくるのかな??
私の存命中はムリでも、いずれ将来の人類が直面するかもしれない問題が描かれている小説だと思いました。
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