✅この記事の信頼性
教育業界に携わって約25年
現在も小学校受験専門塾で教壇に立つ現役講師
本記事の内容
- 習い事をやめたほうがいいのはどんなとき?
- 習い事をやめなくていいのはどんなとき?
習い事をやめたほうがいいのはどんなとき?
次の①~⑥で、いくつあてはまるか数えてみてください。
2つあてはまったら危険信号!
①子どもが自由に使える時間が減ったとき
きょうだいや友達と気ままに楽しく過ごす時間は大事です。
ひとりでぼーっとしたり、好きなことに没頭できる時間も必要です。
これが全然ないのなら、スケジュールが過密すぎかもしれません。
②十分な睡眠がとれなくなったとき
習い事が多いと、塾の宿題や復習を夜遅くまでやらなければなりません。
睡眠時間が減るようでは本末転倒です。
③子どもにストレスがたまったとき
無気力だったり、不機嫌だったりしませんか?
わがままが過ぎたり、赤ちゃん返りはありませんか?
頻繁なまばたき、鼻を鳴らす、肩をすくめるといったチック症状はありませんか?
子どものストレスはそんな仕草としてあらわれます。
④家族で夕食をとれなくなったとき
毎日はむずかしいでしょうが、家族が一緒に食事できないほど忙しいのはよくありません。
⑤スケジュールに親がイライラするようになったとき
子どもが過密スケジュールだと親自身も忙しくなり、ストレスが溜まります。
イライラしやすくなってはいませんか?
親がイライラした状態だと、受験の家庭学習もうまくいかなくなります。
⑥「早く」「急いで」と頻繁に言うようになったとき
「早く」「急いで」と言ってしまうのは、スケジュールが過密なせいだけでなく、子どもがつかれてしまい動きが鈍くなっている可能性もあります。
習い事をやめなくていいのはどんなとき?
よい気分転換になっているとき
お子さんが楽しく通っているなら、よい気分転換になっているのでしょう。
受験勉強はじっと座ってするものが多いので、体を動かす機会は大切にしたいです。
特に運動系の習い事は、できれば続けたいですね。
受験にも役にたつとき
運動系の習い事は、免疫力がついて風邪をひきにくくなったり、体力や持久力がついて勉強がはかどったり、受験にも役だちます。
バレエをやっているお嬢さんは姿勢が良く、ペーペー中のたたずまいが美しい子が多いです。
集団の中でキラッとひかるかもしれません。
お絵描き教室は、絵画工作が出題される学校を受験予定ならばやめたくはありません。
習い事をやめる?しばらく休む?
せっかく今まで続けてきたのに・・・
習い事をやめるとき、これまでの努力を無にするようで、もったいない気持ちが湧きおこります。
そんなときは「受験まで休む」のも選択肢の一つです。
夏休み以降、秋の受験が終わるまで習い事を休む生徒さんは多いです。
やめるにしろ、休むにしろ、お子さんにはちゃんと了解をとっておくのが大事。
親が勝手に決めると、あとになって「お母さんに無理やりやめさせられた。ホントは続けたかったのに。」と言われる可能性アリです。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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