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✔ この記事の信頼性
小学校受験専門塾で25年間の指導実績あり。
現在も教壇に立つ現役講師。
多くの「合格した親子」を実際に知る人物。
はじめにお伝えしておきたいことがあります。
今回の記事は内容がやや辛口です。 ※途中で不快に感じたら、どうぞ画面を閉じてください。
なぜこの記事を書くのか?
それは合格するには、家庭環境と親の意識がいちばん大事ということを経験上知っているからです。
もちろん良い教室&良い先生を選ぶのは大事です。
でもいちばん大事なのは、家庭環境と親なのです。
あなたのお子さんが塾や教室で過ごす時間はどのくらいでしょうか?
年長さんだと週に4~6時間という方が多いでしょうか。
一方ご家庭で過ごす時間は?
幼稚園や保育園で過ごす時間よりずっと多いですよね。
あなたのお子さんが
・いちばん長い時間を過ごす場所=「家庭 」
・いちばん長く一緒に過ごす人=「家族」
家庭環境・家族の影響をもっとも受けながら育っていくのです。
本記事の内容
- 受かる親と受からない親の違い①:会話
- 受かる親と受からない親の違い②:外出先で
- 受かる親と受からない親の違い③:家の中で
- 受かる親と受からない親の違い④:食事
- 受かる親と受からない親の違い➄:遊ばせ方
小学校受験で受かる親になる
志望校合格!
ぜひ実現したいですよね。
目標に向けてお教室に熱心に通っている方もいらっしゃることでしょう。
お教室でのお勉強以外に、日常生活でできる受験対策はいろいろあります。
特別な時間は必要ありません。
お金もかかりません。
普段の生活で意識をかえるだけでいいのです。
簡単だと思いませんか?
それでは一つずつ解説していきたいと思います。
受かる親と受からない親の違い1:会話
受かる親子と受からない親子
普段の何気ない親子の会話が違います。
どう違うと思いますか?
受かる親は、子どもの目を見て話す。
子どもも親の目を見て話を聞く。
一方通行ではない対話ができている。
受からない親は、子どもが話しかけても、スマホの画面を見ながらとか、お友達のママと会話しながら応対する。
そんな親に子どもは何度も必死に声をかけ続ける。
なぜ親子の会話が合否に関係あると思いますか?
なぜなら・・
親子の対話がきちんとできている子どもは、聞く力が育ちます。
ここでの「対話」とは、親が子に、または子が親に、一方的にしゃべるという意味ではありません。
お互いにお互いの目を見ながら、会話だけに集中することを意味します。
小学校の入試は、聞く力があるかどうかが合否の大きな分かれ目になります。
「聞く力」とは、言葉を変えれば「集中力」です。
家庭内で会話に集中できる環境づくりは、親が責任をもって作っていかなければなりません。
それができればペーパーの点数もおそらく上昇します。
受かる親と受からない親の違い2:外出先で
受かる親子と受からない親子
外出先での何気ない習慣が違います。
それは・・
受かる親は、子どもの荷物は子どもに持たせる。
移動はあえて公共の交通機関を使う。
電車やバスの中ではなるべく立たせる。
受からない親は、子どもの荷物を持ち子どもは手ぶら。
移動はほとんど自家用車。
電車やバスに乗ったとき、席が空くと座るのは、親ではなく子ども。
車で移動するほうが便利で早いかもしれません。
荷物は親が持ったほうが楽なのもよくわかります。
でも少しだけやめてみませんか?
公共交通機関を使うと、社会のルールが学べます。
電車やバスで立っていれば、脚力や持久力、体幹が養われます。
自分の重いかばんや大きな荷物を持つことで、手の力やバランス感覚がつきます。
その効果は体操教室並み(?)です。
受かる親と受からない親の違い3:家の中で
受かる親と受からない親
家庭の中ではどう違うのでしょう?
受かる親は、子どもの支度に手を出さず、じっと待つ。
子どもに自分のことは自分でさせる。
一緒に料理をするなど家事を手伝わせる。
受からない親は、子どもの支度を手伝う。
「早くしなさい。」が口癖。
家事を手伝わせるとかえって時間がかかるのでやらせない。
小学校の入試では、手先の器用さが求められます。
どんなものが出題されるかというと・・・
着る、脱ぐ、たたむ、丸める、重ねる、結ぶ、ほどく、包む、束ねる、等々
これ全部、日常生活で身につくスキルばかりだと思いませんか?
ひも通し板で蝶結びを練習するのもいいけれど、ひも靴を買ってあげればすぐ蝶結びができるようになるかも!
★自分のことは自分でやる。
★ママのお手伝いをする。
これが習慣になれば、工作教室や巧緻性教室並み!
受かる親と受からない親の違い4:食事
日本は食が豊かで、年中おいしいものがいっぱいです。
冬でも真っ赤な甘いイチゴが食べられるし、真夏にブドウが売られていたりします。
トマトは夏野菜のはずだけれど一年中店頭で見かけます。
花屋をのぞけば、秋でもチューリップやバラ、カーネーションがきれいに並んでいます。
個人的にはとてもうれしいのですが、受験を考えると喜んでばかりはいられないのです。
なぜって?
小学校の入試と「季節」は切っても切り離せない、密接なものだからです。
季節に関係ある問題がたくさん主題されるからです。
受かる親は、旬の食材を食卓に並べる努力をする。
季節の行事は一通り行う。
季節の花を飾る。
受からない親は、旬ではない食材を子どものお弁当に入れる。
季節の行事はやったりやらなかったり。
花を飾ることはあるが、花の季節はあまり考えない。
実は最近こんな経験をしました。
夏期講習中の生徒さんのお弁当に、巨峰が入っているのを見たのです。
とてもおいしそうでしたけれど・・・
受験をするなら、季節感あふれる暮らしをするのが望ましいです。
食卓やお弁当にはなるべく旬の食材をとりいれ、季節の行事をきちんと経験しておきたいです。
夏に巨峰をいただいたらどうするかって?
ワタシなら子どもが寝たあと夫婦でこっそり食べちゃうかな?
季節の行事は一年に一度しかできない貴重なもの。子どもの心に強く思い出となって残るようにしっかりセッティングして行いたい!
これでもう「季節の絵カード」で季節を覚える必要はないかも?
受かる親と受からない親の違い5:遊ばせ方
白状します。
私も昔、自分の子どもにビデオを見せて子守代わりにしました。
高価なおもちゃを与えたこともあります。
しかし受験を意識するとなるとNOと言わざるをえません。
自分を棚に上げて述べていきます・・・
受かる親はオセロ、すごろく、トランプ、福笑いなどを家族で楽しむ。
道具がいらない遊び(手遊びや言葉遊び)をする。
公園では子どもと一緒に遊ぶ。
受からない親は、スマホによく子守をさせる。
高価なおもちゃをよく買う。
オセロ、すごろく、トランプ、福笑いなどを子どもはやったことがない。
公園では子どもだけが遊び、親はベンチでスマホ。
小学校の入試では、スマホや高価なおもちゃから得るスキルはまったく必要がありません。
デパートで売っているおもちゃやコンピューターゲームは、はじめから遊び方が決まっていますよね。
小学校入試の行動観察テストは、子どもたちが遊び方を考えなければならないことが多く、自分で遊び方を考える発想力と、遊びを発展させていく展開力が求められます。
遊びに対する柔軟性は、一朝一夕に身につくものではないと感じています。
日ごろどう遊んでいるかがとても大事です。
あなたのお子さんは、おもちゃナシもお友達と楽しく遊べますか?
遊び方を意識して変えたら、行動観察の点数が上昇するかも!
まとめ
合格するための対策は、お教室に通いプリントに取り組むだけではありません。
日常生活を丁寧に送り、子どもと向き合う時間を大事にすることで、合格にぐっと近づきます。
家庭環境と親の意識がどれほど大切かを述べさせていただきました。
最後にまとめます。
合格する親とは?
1.親子の対話を大切に。お互いの目を見ながら会話だけに集中する。
2.外出時はなるべく公共の交通機関を使い、社会のルールを教える。子どもの荷物は子どもに持たせる。
3.自分のことは自分でさせる。親は手を出さず見守る。お手伝いを習慣にする。
4.季節感を大切にする。季節の行事を楽しみ、食卓に旬の食材を並べる。
5.家族でできる遊び、道具がいらない遊びを取り入れる。公園では子どもと一緒に遊ぶ。
読んでくださった皆さんに合格が訪れますように。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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