読書

【読書感想】吉田修一『路(ルウ)』の魅力は?きっと台湾に行きたくなる!?

吉田修一の小説の中の最高傑作はコレ!

『怒り』や『悪人』とは全く雰囲気が違います。爽やかな読後感です。

 

ひとことで言うと、台湾に新幹線を開通させるプロフェクトと、それにかかわる人々の物語です。

「日本からいちばん近い国」のことをもっと知りたくて読み始めました。この記事では魅力についてお話ししたいと思います。

 

 

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『路』の魅力①:台湾通の筆者!その描写がリアルすぎる

吉田修一氏はもともと台湾通!
さらにこの小説を書くためにかなりの時間をかけて念入りに準備をされたそうです。

どうりで小説内のいたるところに描かれる街の様子・屋台の風景・景色などがリアルなんですね。

 

台湾に行ったことのない私でさえ、映像が目に浮かぶようでした。

 

『路』の魅力②:新幹線プロジェクトが当事者目線で描かれている

台湾に新幹線が開通することが決まってから、実際に開通するまでの8年間の物語です。

日本人と台湾人の
・考え方の違い
・習慣の違い

それらが原因で起こるトラブルや、現場の人間たちの葛藤、次第に気持ちが変化し成長していく様子など、ありありと描かれていて迫力たっぷりです。

 

『路』の魅力③:登場人物たちの「縁」がドラマチック

立場も年代も国籍も違う登場人物たち。それぞれの人生が台湾を介して交錯していきます。

♪あの日あの時あの場所で君に会えなかったら…♪
小田和正の声が聞こえてくるようでした。

私が今ここで、こうしてブログを書いているのも、これまでの人生のいろんな縁の賜物なのだと思えてきました。

 

台湾のことを知らなすぎた!

『路』を読んで、自分が台湾のことを全然知らなくて、ホント情けなくなりました。

歴史も詳しくは知らないし、こんなに近い隣国なのに風土も食べ物も、人々がどんな暮らしをしているかも知らずに生きていました。

でも今からでも知ろう!知りたい!

そう思わせてくれた吉田修一氏に感謝です。

 

⇩私が好きな主人公春香のことばです。

東京でも台北でも嫌なものを見ようとすれば、どこにでもある。ただ美しいものを意識的に求めれば、それだってどこにでもあるわけで、せっかく開いた目で見るのであれば、美しいものの方がいいと春香は思う。

 

いつか台湾を訪れたいです。

 

今回は以上です。ありがとうございました。

 

 

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ゆきねえ

こんにちは、ゆきねえです。50代です。これまで人生で頭を悩ませたこと、試行錯誤したことなどを綴りたいと思いブログを開設しました。 教育産業に携わって約25年なので、その方面の話題が多くなると思います。 よろしくお願いします。

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