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✔ この記事の信頼性
小学校受験専門塾で25年間の指導経験がある現役講師。
職業柄、伝統的な季節の風習や行事には敏感。
本記事の内容
- 四季や干支など文化を学ぶ
- 人と人とのつながりを大事にする
- 大事な人を思う心を養う
そのほか、年賀状にまつわる常識やタブーにも触れます。
では順番に解説していきます。
年賀状はオワコン?
私が年賀状を出す枚数は、年々少なくなっています。
職場の面々とは、ほぼLINEの挨拶のみですし。
プライベートで年賀状をやり取りする相手は、親戚と、大昔の職場の上司くらいですかね・・・
50代の私がこうなのですから、もっと若い世代にとって年賀状はもはやオワコン?
子どもに年賀状を書かせたほうがいい理由
結論からいうと、今の子どもたちには年賀状を書かせたほうがいいと私は思っています。
差出人は、厳選した数人でいいと思います。
そう思う理由を述べさせていただきます。
四季や干支など文化を学ぶ
夏でも涼しく、冬でも暖かく、一年中快適な住まいで過ごしている子供たち。
一年中、旬でない季節でもビニールハウス栽培の野菜や果物を食べられる環境。
地域での季節の行事もコロナの影響で減少せざるをえず。
子どもたちを取り巻く環境は、これまで伝統となってきた文化とは急ピッチで距離ができてしまっているのが現状です。
仕方がない面は確かにあります。
でも年賀状はもう少し、次の世代くらいまではなくならないといいな~と思うのは私だけでしょうか?
人と人とのつながりを大事にする
これまで自分がお世話になった人
この人がいたおかげで今の自分がある、大事な人
そんな人はいますか?
きっと数人の顔が浮かぶのではないでしょうか?
まだ生まれてから数年しか経っていない子どもであっても、大切な人が何人かはいるはず。
年が変わるタイミングで、その人のことを思い、感謝の気持ちを伝えるために、年賀状は大切な役割を果たすのではないでしょうか?
わが子にはそういう心を持つ人間になってほしいですよね。
大事な人を思う心を養う
・相手に面と向かっている状況でのふるまい
・相手が目の前にいないときのふるまい
これらに違いがある人間は信頼できませんね。
年賀状を書くということは、目の前にいない人を思い、その人に心を開く行為です。
幼いころからわが子に伝えたいですね。
子どもに間違えて教えてはいけない!年賀状の常識&しきたり
年賀状にまつわる常識&しきたりです。
子どもに間違った常識を教えては大変!!
漢字1~2文字の賀詞は目上の人には✖
寿、賀正、初春などの1~2文字の賀詞は、目上の人への年賀状に書いてはいけません。
句読点は入れない
お祝い事や喜ばしいことには区切りをつけないということから、句読点は使わないほうが良いとされています。
(例)
✖昨年はお世話になり、ありがとうございました。
○昨年はお世話になりありがとうございました
一月一日元旦は✖
元旦とは、元日の朝のことです。
「一月一日元旦」は意味が重複するので間違いです。
○元旦
○一月一日
✖一月一日元旦
まとめ
ここまで、年賀状を子どもに書かせたほうがよいと思う理由と、年賀状にまつわる常識を書いてきました。
私個人的には、ほかにも年賀状っていいな~と思うことがあるので、最後にお話しして終わろうと思います。
・自分の年賀状が元旦に届いたかな?と相手を思う気持ち
・年賀状が届いているかな?とポストをのぞくときのわくわくする気持ち
・お正月だな~と感じる、背筋が伸びるような気持ち
・年賀状を通してしかつながりがない人を年に一度思う気持ち
令和の時代にはまだなくなってほしくないな~。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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