お給料は?
どうすればなれるの?
✔ この記事の信頼性
教育業界に携わって25年。 現在も小学校受験専門塾で現役講師をしています。
本記事の内容
- 幼児教室の先生になるには?
- 給与
- 仕事内容
- 正社員への道
最初はだれもがアシスタントからスタートします。(私も20年前はそうでした。)
この記事ではアシスタント講師の実態を1つずつ解説していきます。
幼児教室の先生になるには?
入社経路で多いパターン順だと以下のとおりです。
生徒の親をスカウトする
合格者の親の中から、適性がありそうな人をスカウトします。
「○○ちゃんのママ、この仕事に向いていると思う。受験が終わったらスカウトしてみましょうか?」と講師たちの話題にのぼる人は毎年います。
専業主婦かどうか、下のお子さんがいるかどうか、など把握している立場からのスカウトですから、就職決定率は高いです。
友人を連れてくる
講師が自分の友人の中で、適性がありそうな人をスカウトします。
時間的に余裕がある冬に、見習いで入社するケースが多いです。
充分に慣れたころ、忙しい夏~秋の戦力になってもらいます。
求人サイト経由
探してみるとけっこう募集がでています。
要チェックです!
お子さんの受験経験者は履歴書に必ず記入しましょう。
ある意味特殊な業界ですので、まったく初の人に比べ、合格率はあがります。
直接応募
求人サイトにのせていなくても、現場はたえず人不足の傾向にあります。
教室あてにダメもとで履歴書を送っておきましょう。
この方法で入社した現役講師は存在します。
ご自身が私立小学校出身の場合は忘れずに記入しましょう。
教室がターゲットとしている学校出身だと、合格率は確実にアップします。
他塾から引き抜く
メイン講師が辞めたときなどに、この方法がとられる場合があります。
幼稚園教諭免許・保育士免許などの資格は特に必要はありませんが、持っていれば確実に有利です。
給与
アシスタント時代の給与はそれほど高くはありません。
時給に換算すると1000~1300円といったところでしょうか。
アシスタントといえども授業の予習は必要で、それは無給です。
収入が目的の人にはあわない仕事だと思います。
それよりも下積み時代におおくを吸収して、ステップアップにつなげたい、前向きな人向きの仕事です。
努力に応じて収入も増えていくはずです。
仕事内容
午後からの勤務が多い
幼稚園受験の授業は午前中にも行いますが、平日の小学校受験の授業は午後に集中します。
終了時刻は夕方遅めです。
幼稚園が終わってからの仕事です。
3時に授業が始まり、6時に終わるイメージです。
帰宅は遅くなります。夕飯の準備は済ませてから出勤するとストレスなくいけます。
土日祝日勤務が多い
共働き世帯が多いため、土日祝日に授業を行う教室が多いと思います。
模擬テスト・各種セミナーも日曜日に行います。
シフト制をとっている教室が多いでしょうから、それほど心配しなくてもよいのでは?と思います。ただ「絶対に土日は仕事できない」など事情がある方は要確認です。
閑散期と繁忙期がある
年間をイメージすると・・・・
冬は比較的暇
↓
春からだんだん忙しくなる
↓
夏休みは死ぬほど忙しい!! 体力が重要!!
↓
夏休みの疲れが完全にとれないまま入試本番まで駆け抜ける
ざっくりとこんな感じです。
冬と夏では仕事量が極端に違います。
夏はいっぱい仕事できます!という人が重宝されます。
正社員への道
ここまではアシスタントとして入社当初をイメージした内容でした。
ここからは、頑張った先にはどんな道が待っているのかについて述べたいと思います。
教室によって違いはいろいろあると思いますが・・・・・
アシスタントとして保護者からの信頼が厚い。
たとえば、メイン講師に相談しにくいような事柄を、保護者に相談される。
授業中、視野を広く持ち、教室内のすべての生徒の状況を常に把握できる。
メイン講師から信頼され、自分の授業のアシスタントにぜひ!と切望される。
そうなってくると、「今度新設する○○対策の授業、やってみませんか?」と、メイン講師への道がひらけます。
メインとして実績を重ねていくと、正社員への道も可能です。
教室によって違いはありますが、正社員は家族を養えるくらいの収入も可能です。
まとめ
以前の私は、どこにでもいるお受験ママでした。
受験が終わってからこの業界に入り、早20数年。
・初めてアシスタントとして教室に入ったときのこと。
・初めてメインで授業をしたときのこと。
今でも昨日のように思い出されます。
そして何よりもうれしいのが「合格したよ!」と報告に来てくれるときのご両親とお子様の笑顔を見れることです。
抱き合って涙したことも数知れず。
自分もやってみたいと思われた方、チャレンジしてみませんか?
ご家庭との信頼の上に成り立ち、大事なお子様の将来を担うという大きな責任が伴う、本当にやりがいのある仕事です。
仕事を通して自分の人間力を向上していける素晴らしい仕事です。
最後までお読みくださりありがとうございました。