2022年度小学校受験の総括です。

✅この記事の信頼性
教育業界に携わって約25年
現在も小学校受験専門塾で教壇に立つ現役講師
毎年多くの生徒が志望校に合格
※2021年秋の入試で私の生徒の第一志望合格率は75%でした。過去最高を更新。
さっそくスタート!
目次
2022年度小学校受験の傾向
おもな傾向は3つ。
順番に述べていきます。
2022年度の傾向①:倍率アップ
多くの学校で倍率がアップしました。
考えられる理由は2つあります。
倍率がアップした理由 その1
人口が多い年齢だから
以下のデータは令和元年のものです。
今年の受験者はこのとき3歳
(単位:1000人)
(引用:総務省統計局hp 人口推計の結果の概要)
このデータによれば男子>女子。男の子の人数が多い!
とくに男子の倍率が高かった説明がつきます。
倍率がアップした理由 その2
考査日程・考査時間が短くなった学校が多く、併願しやすくなったから
コロナの影響で2日間の考査が1日になったり、考査時間を短縮した学校がめだちました。
受験生にとっては併願しやすくなり、その結果倍率がアップしました。
2022年度の傾向②:行動観察の変化
✅コミュニケーション能力をみたい。
✅しかしコロナ渦で密は避けねばならない。
学校側の葛藤が垣間見えました。
しかたなく行動観察をやめて指示行動にした学校が多かったです。
2022年度の傾向③:オンラインを駆使
オンラインでの説明会や出願はすっかり定着しました。
面接をオンラインで行った学校が増えました。
コロナの状況によっては来年さらに増えるのかもしれません。
合格するために必要なことは?
来年度以降に受験される方へ
・子どもに必要とされる力は?
・どんな親が合格するのか?
それぞれ1点ずつお話ししようと思います。
子どもに必要なものは?
ずばり「複数の指示を瞬時に正しく理解する力」だと思います。
ペーパーはもちろん、巧緻や運動でも同様です。
具体例
図形構成(パズル)
「パズルを完成させられるか、どうか?」だけでは不十分
⇩
・パズルを完成させたうえで、使う形を答えるのか?使わない形を答えるのか?
・いくつパズルを使って完成させるか、数の指示はあったか?なかったか?
・答えのマークは?〇?✖?
・色は?
・答えはどこに書くのか?図形の上に直接書くのか?それとも解答欄が別に設定されているのか?

親に必要なものは?
「学校の教育方針・教育理念を深く理解し賛同しているか?」
結局はこれに尽きるのではと私は思います。
願書や面接でアピールしたいですね。
ただし注意!
※自分自身の言葉でです。←ここが重要。
学校案内などの文言をそのまま引用するのはダメ。
自分なりにかみ砕いて、自身の解釈をオリジナルの表現でお伝えしましょう。
ぜひこちらも参考になさってください。
-
-
【小学校受験】失敗しない願書の書き方【やってしまいがちな3つのNG例とは?】
続きを見る
-
-
【プロ講師が暴露】小学校受験の両親面接【合格につながる6つのポイントは?】
続きを見る
最後までお読みくださりありがとうございました。